みなさんの家ではエコキュートはお使いですか?エコキュートが家にあると、深夜の安い電気代のうちに、タンクにお湯を張り、お得にお湯を使うことができます。そもそも、何故お湯を貯めることができるのでしょうか?エコキュートのしくみ・お得な部分に迫ります。

エコキュートとは?

エコキュートは、ヒートポンプ技術を利用して空気の熱でお湯を沸かすことのできる電気給湯機です。安い夜間の電気を使って、夜間のうちにタンクにお湯を沸かして溜めておくことができます。そのお湯を日中に使うことができるので、お湯を安く使うことができます。

エコキュートは、ほぼエアコンと同じような原理です。外の機械(ヒートポンプユニット)が動いているときにそばに寄ると、とても涼しいです。逆に、冬はとても寒いです。 いくら外の気温が氷点下でも、お湯を作ることができます。何故なら、機械にとってはマイナス5℃であっても、マイナス10℃よりは5℃も暖かいということです。その5℃の温度差も加圧されることで、さらに高温になり、その熱をお湯に変え、タンク内に90℃のお湯を貯えることができます。

タンクのお湯切れ

エコキュートの使い始めによくあるのが「お湯切れ」です。エコキュートをご使用中で、入浴中にシャワーを使っていると、温かいお湯が出ずに、水しか出なくなったという経験はありませんか? 「故障?」と思いがちですが、実は故障ではなく、ほとんどがエコキュートの使い方が間違っていることで起こるトラブルです。では、お湯切れを起こさないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?

お湯が切れてしまう原因

使用容量や環境に対してタンクが小さすぎる

エコキュートのタンク容量を選ぶ際、人数に対してのタンクの選び方がとても重要です。 4人家族の場合、エコキュートのタンク容量は約370~460Lを選ぶのが一般的です。その中で、370L程度の小さい容量を選んだ際、1日に何度もシャワーに入る人がいたり、お客様がたくさん来られたり、お風呂を沸かし直したりすると、途中でタンク内のお湯が底をついてしまう可能性があります。それは、エコキュートの構造上仕方ないことでもあります。エコキュートのタンクでは、実際に使ったお湯の分だけ水が給水され、空っぽになることはありません。お湯切れを起こした時は、タンク内はすべて水です。 全て水の状態でお湯を沸かしても、最初はお水とお湯が混ざってしまって、すぐにはお湯を貯めることができません。お湯を作るスピードが消費するスピードに追い付かないため、水しか出てこなくなるというわけなのです。

普段よりも多くお湯を使った

エコキュートは、タンクの中で操作している人がいるかのように、とても賢い機器です。タンク内のお湯が不足しそうになった際は、自動的にお湯が作られます。しかし、お湯を作るスピードが消費するスピードに追い付かない場合は途中でお湯が切れてしまいます。 お客様が来られたときだけでなく、冬に近づく季節の変わり目には、シャワー中心の生活から浴槽に湯舟を張る生活に変化する方も多いかと思います。今までと違う量のお湯を使うと、湯切れが発生しやすくなりますので、気を付けましょう。